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唐沢寿明が「島耕作」初の本格アニメ化で声優担当

1：　 : 2013/03/21 (Thu) 07:43:05: 　俳優・唐沢寿明（４９）が、ＮＨＫ―ＢＳ１の経済アニメドキュメンタリー「島耕作のアジア立志伝」（２８日スタート）で、人気漫画「島耕作」シリーズの主人公・島耕作の声優を務めることが２０日、分かった。原作漫画は今年連載３０周年になるが、意外にもアニメ化は初めて。今年１月にもＮＨＫドラマ「メイドインジャパン」で家電メーカーの部長を熱演した唐沢は「日本のビジネスマンを象徴する島耕作として作品に参加できることをうれしく思う」と話している。

　アニメドキュメンタリーという新しい手法の番組で、唐沢は「社長・島耕作」の声を担当。島はナビゲーター役としてアジアの経済情勢などを語り、その後、実際にアジアで活躍する社長らを映像で紹介。アニメ部分には島のほか原作漫画のキャラクターも登場し、ストーリーは原作者の弘兼憲史氏が書き下ろす。

　連載３０周年を迎えた「島耕作」シリーズ。これまで映画やドラマで実写化されたが、本格的にアニメ化されるのは今回が初めて。一度、アニメ風にパロディー化されたことはあるが、版元である講談社の関係者は「これまでアニメ化のオファーがなかった。あまりに現実世界とリンクしていてアニメになりにくいのでは」と話す。

　ＮＨＫでアジア経済をテーマにしたアニメとドキュメンタリーの融合番組を企画したところ弘兼氏が共鳴。現在、家電メーカーの社長としてアジアで戦う島耕作の“出演”が決まった。

　唐沢はドラマ「メイドインジャパン」（１～２月放送）で家電メーカーの営業部長を好演。会社倒産の危機に会長の特命で「再建戦略チーム」をたち上げ、陣頭指揮を執る役だった。今作で島は、バブル崩壊やＭ＆Ａ（企業買収・合併）など数々の試練に立ち向かってきた日本のビジネスマンの象徴となり、毎回１人のアジアの経営者を紹介する。

　唐沢は「弘兼さんのアニメとドキュメンタリー映像の融合という新しい形の作品に参加できることを非常にうれしく思っている」とコメント。弘兼氏も「島耕作が今回新たにアニメになり、声を唐沢寿明さんが担当すると聞いてうれしい」と話している。今月２８日（後９時）にプロローグ編が放送され、５月より本格的に放送開始。１日にスペシャル（後１０時）、同９日（深夜０時）に本編、その後は毎月第１木曜日に放送される。

　◆「島耕作」シリーズ　１９８３年に弘兼憲史氏が漫画誌「モーニング」で「課長　島耕作」を連載開始。大手電機メーカー「初芝電器産業」に勤務する島耕作の仕事と恋愛、出世を描く。部長、取締役、専務と昇進するにつれコミックのタイトルも変更。０８年には社長に就任し現在に至る。

唐沢寿明が「島耕作」初の本格アニメ化で声優担当
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130321-00000011-sph-ent