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フランスの漫画「バンドデシネ」が人気! 日本漫画と異なる魅力

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2013/04/04 (Thu) 06:44:58

 フランスやベルギーで生み出される漫画「バンドデシネ(BD(べーデー))」が脚光を浴びている。2月まで開催されたマンガやアニメなどの優れた作品を紹介する「文化庁メディア芸術祭」では、海外作品として初めて「マンガ部門」大賞にBDの『闇の国々』が選ばれる快挙を達成。オールカラーの絵など日本漫画と異なる魅力でファンを増やし、国内での刊行点数も右肩上がりが続いている。(山田泰弘)

 ◆オールカラーの魅力

 バンドデシネというフランス語は「絵が描かれた帯」という意味で、日本語に意訳すると「続き漫画」となる。10年前は、ほとんどの作品を日本語で読めない“冬の時代”だったが、国内で昨年、翻訳・出版されたBDは約20作品に上る。オールカラーが主流で、絵の魅力を最大限に引き出すため、A4サイズほどの大判で刊行されることが多い。

 日本と違い、雑誌連載を経ずに単行本で発売されるので、作家は自分のペースでじっくりと作品作りを進めることができるという。

 同芸術祭で大賞に選ばれた『闇の国々』は、銅版画を思わせる精緻を極めた描線で、建築思想や哲学の知識を取り込んで構築した奇妙な世界を見事に表現する。作画を担当するフランソワ・スクイテンさん(56)は、1ページに1週間をかけて描き、1982年から現在まで、脚本を担当するブノワ・ペータースさん(56)とのコンビで、作品は30年を超えて続いている。

 また、優秀賞に選ばれたエマニュエル・ルパージュさん(46)の『ムチャチョ』は、ニカラグアの革命と少年の成長を描く硬質な物語を丁寧に紡いでゆく。虫の羽音や草木の匂いが漂ってくるようなジャングルの描写も圧巻だ。

 ◆専門誌の創刊で躍進

 『闇の国々』の国内出版を手がける小学館集英社プロダクションによると、同作品の第1巻は3刷6500部。同社は「4千円を超える本だが、着実に部数を伸ばしており、受賞でさらに上積みを期待できる。1万5千部に達したBDも出ている」と手応えをつかんでいる。

 同芸術祭での受賞や刊行点数の増加にみられるように、国内でBDが躍進するきっかけになったのは、専門誌「ユーロマンガ」の平成20年秋の創刊だ。同誌を主宰するフレデリック・トゥルモンドさん(34)は11年に来日、15年から駐日フランス大使館で勤務している。「フランスの書籍を日本に紹介する仕事をしていたが、BDが日本であまり知られていなくて残念だった。BDは、フランスでは芸術として評価され、誇れる文化。紹介する雑誌を作りたいと思った」とトゥルモンドさん。

 自費出版で収支は厳しいというが、年2冊のペースで7号まで刊行。大友克洋さん(58)ら日本の漫画家にも多大な影響を与え、昨年73歳で亡くなったBDの大家、メビウスの特集号などを企画した。読者の裾野を広げたことが、単行本の刊行点数増加にもつながっている。

 ◆作家との交流も盛ん

 ファンの広がりとともに、BD作家の来日も盛んになっている。同芸術祭に合わせて2月に来日したスクイテンさんとペータースさんは昨年11月にも、都内で初開催された海外漫画を紹介するイベント「海外マンガフェスタ」にルパージュさんらと参加。同芸術祭での受賞を受けてペータースさんは「日本でも最近、BDの人気が高まっていて大変うれしい。お互いに良い交流ができている」と感謝した。

 BD翻訳家の原正人さん(38)は「エンターテインメントの枠に縛られずに、絵や物語でさまざまな実験が自由に行われている」と魅力を分析。「日本の漫画と違う魅力にひかれた人が新たな読者になっているのでは」と話している。

 ■谷口ジローさん 世代問わず大人気

 フランスでは、鳥山明さんの『ドラゴンボール』や大友克洋さんの『AKIRA(アキラ)』が紹介された約20年前から、日本漫画のファンが増えている。年間約5500作品が刊行される同国の漫画市場のうち、ほぼ半数を占めるBDに次いで、日本の漫画が4割近くに達する。

 中でも、国際的な漫画の祭典「アングレーム国際漫画祭」で最優秀脚本賞を受賞した『遥かな町へ』などで知られる、谷口ジローさんの人気の高さが特筆される。「子供からお年寄りまで、世代を問わない人気。ほかに漫画を読まなくても、谷口作品だけは読む人もいる。川端康成や小津安二郎を連想させる静かな雰囲気が高く評価され、日本国内よりも人気が高い」(フレデリック・トゥルモンドさん)。


フランスの漫画「バンドデシネ」が人気! 日本漫画と異なる魅力
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130403-00000594-san-ent

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